大きくなっても変われること、~息子の成長
私の妹家族は遊びに来て、一緒にごはんを食べていくのだが、妹の子供たちには、感心する。
いただきます、といい、食べ終わると、ごちそうさま、と食器を自分で片づける。
おちゃわんのお米は最後の一粒まで、きちんと食べるし、出されたものは残さず食べる。
えらいねえとほめていた。
あと肘をつかないで食べるとか、注意をするくらいで、なかなか感心だ。
ある日、私は気づいてしまった。年下の子たちの様子をずっとみていたのか、思春期の息子も自然とそのようにやっているではないか!
しかも、お魚の食べ方もていねい、食事の仕方がスマートだ。お皿も片づけている。
えらいじゃないか!
ちょいちょい神経質なので、「この部分のテーブルが汚れている」とか手厳しいが(笑)。
おはよう。
いただきます。
ごちそうさま。
ありがとう。
ごめんなさい。
思春期で機嫌が悪くても、言えるようなってくれてよかった。
駅までの送迎で、車の中では会話もなくむなしい。勉強の話は避けて、天気の話だとか、飼い猫の話だとかするのだが、無言。
私は心の中で、まったく可愛くないやつだ、と思いつつ流す。
でも駅に着き、「ありがとう、行ってきます」と言われるともう、私の機嫌はうれしくなる。
すかさず、「いってらっしゃい。今日も一日がんばるぞ~、おう」ってガッツポーズすると、
「うるさいから、静かにして」と捨て台詞をおいていくのである。むずかしいなあ・・・・。
ことだま。
言葉にやどるプラスのパワー、エネルギーってすてきだ。なんだか温かい気持ちになるよね。